2016年9月2日(金)19時開演、18時30分開場
室内合唱団 日唱 第12回定期 伊福部昭個展
渋谷区文化総合センター大和田6階 伝承ホール
伊福部昭 作曲
・合唱頌詩「オホーツクの海」(1958・伊福部昭ピアノリダクション版)
・シレトコ半島の漁夫の歌(1960・堀井友徳ピアノリダクション版)
・北海道讃歌(1961・伊福部昭ピアノリダクション版)
・全開発の歌
・映画で使われた合唱曲セレクション
(「ゴジラ」「ひろしま」「忠臣蔵」「キングコング対ゴジラ」「わんぱく王子の大蛇退治」等から、予定)
和田薫 作曲
・谷神不死(委嘱初演) 伊福部昭十年祭へ寄せる無伴奏合唱曲
和田薫 指揮
ピアノ伴奏 藤井真理
エレクトーン、編曲 竹蓋彩花
料金/一般 ¥3500
ペア¥6000
65歳以上 ¥3000
学割有 ¥1000
問・事務局チケット販売
日本合唱協会070-5584-5476
Website http://www.nissho-chorus.com/
イープラス http://eplus.jp/
室内合唱団 日唱
和田薫指揮による「伊福部昭 合唱個展」が2016年9月2日(金)に渋谷で行われる。
室内合唱団 日唱の第12回定期演奏会をスリーシェルズの西耕一がプロデュースした企画である。
内外で高い評価を受ける師弟の作曲家 伊福部昭と和田薫のコラボレーションをもって、日唱の新たな試み「作曲家の個展」シリーズの幕開けとなる。
コンサートは二部仕立て。
第一部はピアノ伴奏による演奏会用作品。
ある種ミニマムな宇宙に磨きぬかれ、透徹した音を響かせるピアノは大地への祈りと叫びをどう彫琢するか。
第二部はエレクトーンによるアレンジも加えつつ、映画音楽から選曲してダイナミックなサウンドを味わえるよう構成している。
こちらは伊福部宇宙を思わせるド迫力の音響から、ブレずに確かなる意思をもって書いた数々の映画音楽まで鑑賞できる。
ある種、第1部と第2部をつなぐのが「全開発の歌」という団体歌。2016年に日唱メンバーの根岸一郎と伊福部研究者の河内春香によって舞台初演された同作のピアノパートは第3番が全編クラスターで伴奏される。まさに開いた口が塞がらないないほどの音響エネルギーである!
和田薫による師・伊福部昭へ捧ぐ新作も委嘱初演される。
これまで、和田はオペラやミュージカルなどの声楽作品は時折書いていたが、純粋な無伴奏合唱曲は非常に珍しく、大きな期待がかかる。(企画 西耕一)