発売日2012年3月18日
定価:2,880円(税込) 3SCD-00010
【演奏】
永井宏(指揮)、国立音楽大学合唱団
小林一男(朗読)
澤畑恵美(ソプラノ)
大和田葉子(フルート)
【録音】
2008年6月(ライヴ) 團伊玖磨メモリアルコンサート
【曲目】
團伊玖磨
海を探しに行こう
独唱・混声合唱・フルート・ピアノのための 長崎街道
長崎街道のための序の唄
太宰府の春
磨崖佛
長崎街道のための中の唄
雨の唐津
九十九島
長崎街道のための終りの唄
おやすみ長崎
女声二部合唱 遺稿
夏帽子
秋の思い
花の街
筑後川だけではない! 長崎街道の美しい歌を一聴あれ!
“旅立ちの哀しさは 新鮮なよろこび……” 團伊玖磨の埋もれている美しい歌を紹介いたします。長崎街道は、詩人 辻井喬と作曲家 團伊玖磨の出会いにより生まれた正に珠玉のような合唱作品で、合唱曲としては異例の朗読、ソロソプラノ、ソロフルートを加えた斬新な編成になっております。太宰府の春、磨崖佛、雨の唐津、九十九島、おやすみ長崎……様々な詩人の感慨がナレーションとインテルメッツォに導かれて歌われてゆきます。特に、“太宰府の春”における桜の花ぐもりの中の永遠のような駘蕩感、“磨崖仏”の口笛を吹くような軽快感、“おやすみ長崎”の深い鎮魂の底からの希望の光は、必聴でしょう! 朗読にはオペラ「夕鶴」等で高い評価を受けた名テノール 小林一男、ソロソプラノには澤畑恵美、フルートには團作品初演に多く関わった大和田葉子。いずれも團伊玖磨に縁の深い奏者ばかりです。合唱はN響の第九演奏会の常連、永井宏率いる国立音楽大学合唱団。
更に、團が旅立った時に自宅の愛用のピアノの譜面台に乗っていたという遺作の2つの女声合唱曲“夏帽子”と“秋の思い”も収録しています。